飲んだくれママのおしり治療日記

フルマラソンサブ4めざす小学生×2の働くママが内核痔根治手術を受けたお話。入院期間1週間。手術後1か月の禁酒で4kg痩せました!

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内痔核根治手術③手術開始~終了まで

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腰椎に麻酔を打ち終わると、手術台にうつぶせに寝るように言われました。

先生が「腰の辺りがジワーっと熱くなってきたでしょ?」と言うんですが、全然熱くありません・・でも何か緊張して「はあ・・なんかそんな気がしないでもないです・・」と無駄に同調してしまいました(汗)

 

前回までの話はこちら↓

www.oshirimama.info

 

想定外のトランスフォーム

ちなみに、手術着(浴衣みたいな長いやつ)なんですが、麻酔を打つ際に腰の辺りで折り返して裾の部分を肩に引っかけました。手術台に寝る時も、上半身は隠れてますが、下半身は隠れていません。

手術台にうつぶせに寝るとこんな感じの体勢になりました(手術着は省略してます)。

 

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(小学生並みの画力ですみません(汗))

両手の辺りにクッションみたいのが固定されてて、そこに手を置くんですが、位置が合わなかったのかクッションの下の金属みたいなところに手が当たってたんです。そしたら先生から「金属つかまないでね~」と言われました。

後から考えると、電気メスってメス自体が電極になってるので、金属に触れてると感電する可能性があるからかも知れません。こわ~

 

うつぶせに寝ると看護師さんが手早く計測器類を付けていきました。

左手には朝からずっとつけてる点滴と、指先に脈拍計?が付けられ、右手には血圧計が付けられました。血圧計は手術中、何分か起きに自動測定されていました。

あと、太ももを固定するベルトが付けられた気がします(見えないので感覚ですが・・)。

 

すると、次の瞬間、手術台の足の部分が「ガチャン!」と開いたんです!

 

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わあ・・(汗)

まあそりゃ普通に一文字で寝てる訳にもいかなよね、なんて思ったんですが、さらに次の瞬間、

 

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上下方向にも動いた・・・(脚は開いたままです)

え。なにこれ?!なんちゃってボルタリング?!

しかも、お尻のほっべたにテープをビビッと貼られてお尻の肉が左右方向に・・←ω→

 

手術時の体勢にカッコよさは求めないんですが、ここまで変な格好とは思いませんでした!ムササビか忍者かっていう・・

特に手術始まって時間が経ってくると、自分の姿を想像して笑いが・・しかもクリスマスソングも流れてるし(*´∀`*) 

人生でも指折りのシュールな体験でした!

 

ちなみに、同室だったMさん(70代女性)も「あれ、途中でずり下がっていったらどうしようかと思った!もっと年だったら危なかったわ~」と笑っていました。

 

お尻の毛を剃毛

そんな興奮冷めやらぬ中、先生が「お尻の毛そるね~」と言ってきました。

わー看護師さんじゃないのか(恥)ちょっと動揺してしまい、力が入ってしまったようで、

先生「お尻の力ぬいて~」

「はい・・」と、無心を装おうとしたのですが、

「ん・・?こんな微妙な筋肉まで無意識に動いちゃうなんて、麻酔効いてないんじゃないの?」と不安になってきました。

 

毛も剃り終わって、もう今にもメスが入りそう・・

焦って先生に「あの~、麻酔効いてないような気がするんですけど」と言ってみると、

先生「これ痛い?」(←何をされてるかは不明)

「・・・痛くないです」

先生「じゃあ大丈夫だ」

 とのことでした!と同時に、「傷自体は痛くないはずだけど、肛門鏡のせいで生理痛みたいな痛みを感じる人もいる」、と言われました。

正しくその通りで、手術中ずっと生理痛のような(私の場合は、生理痛よりももっとズシーンとした)痛みを感じました。

 

手術中は結構ヒマ

13時過ぎに順番が来たと呼ばれ、麻酔を打って手術台に上がったのは13時15分頃。見える位置に時計があったので「どの位かかるかな~」と見ていました。

初診時に「1時間かかるかも」なんて言われていたので・・

 

手術中は、先生達が器具を操る「カチャカチャ」という音、電気メスが通電する「ビーッ」という音、何分か起きに動く血圧計の音、あとはクリスマスソング・・で結構静かでした。

最初の10分位はドキドキして大人しくしてましたが、段々慣れてきて「いま何やってるだろう」「何個目の痔核取ってるんだろう」などと気になってしょうがありません。

1回だけ顔を90度の位置まで動かしたんですが何も見えず、それ以上動くと注意されそうなので諦めました・・

 

手術中、腰の辺りがやたらホカホカして、誰かが腕を置いてるのかな、なんて思いましたが、もしかして電気メスの対極板だったのかも知れません。

あと、肛門周辺以外の、腰や腿、脚の辺りにはバスタオルをかけて頂いてありました。

時々、肛門鏡がグッと押し込まれるんですが、その時例の生理痛みたいな痛みが強くなってイヤでした!

手術開始から20分位には、もう早く終わってほしいな、と思い始めました。

 

マイ痔核と対面!

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手術開始から約30分後の13時45分過ぎ、ついに先生が「はい、終わり~」と終了宣言!意外に早かった!!

そして、看護師さんがシャーレに入れた私の痔核を見せてくれました

 

第一印象は「意外に白い!」です。痔核って血管の一部なので、レバーとか砂肝みたいなイメージだったのですが、少なくとも表面は、白というか黄色い、鶏肉の薄皮みたいのに包まれている感じでした。

大きさ&形は、まさしく「ニンニク」に見えました。「スペイン産にんにく(大)」の一片みたい・・

 

先生いわく、痔核の大きさは「大(前)、大(左)、中(右)ってとこだね!」だそうです。

プロの目で見て「大」が2つかあ・・手術してよかった・・

 

せっかくなので、もうちょっとよく見たかったんですが、看護師さんが結構アッサリ持っていってしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。なんなら触ってみたいくらいだったんですが・・

(私は出産時の胎盤とかも見たいタイプです!)

 

ストレッチャーで病室へ

傷にガーゼを大量にあて、下着代わりのT字帯を付けてもらって、ストレッチャーに乗せてもらいました。

行きは自分で歩いて手術室に来ましたが、帰りは看護師さん2人がかりでストレッチャーで病室まで運んでもらいます。まだまだ麻酔が効いてて、下半身は動かないですからね・・

 

病室に戻ると、ストレッチャーを斜めにして滑り台状態でベッドに着地。

大人一人の身体が動かないのって、すごい大変なことなんだな~と実感しました。