術後1日目(入院3日目)~断食終了と初排便
前日夜から全く眠れずに、一刻も早く夜が明けることを祈りながら、ひたすら色んな体勢で夜を明かしました。6時になると、昨日同様看護師さんが照明を付け、体温計を配ってくれました。長かった~!
前夜の様子はこちら↓
術後の痛みについて
なんか、私はメチャクチャ『痛い、痛い』と書きまくってるんで、不安に思っちゃう方もいるかも知れませんが、ホントに人によって痛みの状態は全然違うと思います。
私が退院する日、前日手術を受けたという女性(20代後半くらい)と立ち話をしたのですが、私が「昨夜は辛かったでしょう」と言うと、「まあ、痛いのはわかってたんで、こんなもんかな、と思いました」と涼しい顔で言われました。
また、私と同室だったMさんも、術後でも痛み止めは必要なかったとおっしゃってました。
↓の記事によると、手術をしても8割の方(!)は痛みを感じないそうです。
私は3か所の痔核を切除したので、残り2割の「よほどひどくなっちゃった人」か、痛みへの耐性が低いかのどちらかだと思います(;´▽`A``
60時間ぶりの食事
6時に検温と健康観察(尿および便の回数、飲んだ痛みどめの個数を報告)が終わり、8時からの朝食を待ちます。
先ほどまでと痛みは変わらないんですが、「眠れない」と焦って過ごすのと、「もう起きるべき時間だ」って過ごすのでは違いますよね!TVみながらのんびりと過ごしました。
そして8時前、60時間ぶりの固形食となる朝食が配膳されました!
ごはん、オムレツ、カリフラワー、白菜とツナの煮びたし、お漬物、リンゴジュース
★飲み物は、通常はリンゴジュースではなく牛乳なのだそうですが、入院前に私が慢性的にお腹が緩いことを伝えると「念のため」ということでリンゴジュースに変更となりました。
涙が出るほどおいしかった・・!
と書きたい所なんですが、口の中がパサパサしてるというか、舌の味蕾がザラザラしていて、あまり味を感じませんでした(´;ω;`)
私の中では、2日前の内視鏡検査で飲んだ下剤(モビプレップ)の後味がずっと続いてるような感じなんですが、もしかしたら2日間咀嚼をしてないので唾液の分泌量が少なく、口が渇いていただけかも知れません。
それでも、食物が体内に入ってくることで『生き返った感』がありました!
今までお尻の傷に集中していた血流が、胃にも回るようになって痛みが軽減された感じもしました。
ちなみに、食事を食べる際は、TVの前にある台を引き出してベッドに座って食べます。お尻に圧がかかって一瞬「うっ」となるのですが、意外と圧をかけた方が痛みを制御できるような気がします。お尻の周辺が不用意に動かないからかも知れません。
食事が終わると、ベッド上安静も終了。食器の下膳も自分でします。
動くとそれなりに痛いのですが、ベッドの上でじっとしているよりも全然マシです。
一番つらい時間を乗り切った!と感じました。
手術後 初診察
食事後、9時から1時間程度点滴を受け、10時半頃に手術後初の診察に呼ばれました。
私の病院では、先生が回診に来るのではなく、外来の空いている時間帯に順次入院患者が呼ばれて外来診察室に行く形でした。
まさか昨日手術した肛門に指とかいれないよね?!と心配していたのですが、入院中一度も触診はありませんでした!視診のみです(*´∀`*)よかった!
「傷口はきれいだよ」とのことで、安心しました。
その後、昨日の手術内容の説明がありました。予定通り、3つの痔核を摘出。入院は7〜8日になる、とのことでした。
ただ、この7〜8日っていつが起算日なのか、この時はよくわかりませんでした。今日からなのか、入院日からなのかで、結構違いますよね・・(結果的には入院日から8日目に退院しました)
旦那のお見舞い
診察が終わって病室に戻ると、旦那がお見舞いに来てくれていました。
この日は子どもは連れてこないで旦那だけ来てもらうように頼んであったんです。もし、術後メチャクチャ痛くてあまり話もしたくないような状態だと、子供たちも心配するかな、と思ったので・・
私は細々とした忘れ物を結構してしまっていたので(歯ブラシやフェイスクリームなど)頼んでいた荷物を受け取り、談話室でしばらく話をしました。談話室には、昨日に引き続きクリスマスソングが流れてました!
手術時のムササビスタイルや導尿のことを熱く語る私に、旦那は若干引いていました・・まぁそりゃ引く気持ちもわかるけど、他に報告すべき事もないですからね!
この時は、話をしてても時々「痛い・・」と言いたくなる程度に痛かったです。
ボリュームいっぱいの昼食
ごはん、鮭の照り焼き、ほうれん草とえのきの煮びたし、きんぴら、味噌汁、オレンジ
旦那と話している間に昼食が配膳されていました。朝食と比べて品数も多く、ボリュームがあります。朝食は口が渇いてパサパサしてましたが、口内の状態が戻ってきて昼食はとてもおいしく頂けました!
特にお米は同じものとは思えないほど、おいしく感じました♪
病院の食事は、昼食>夕食>朝食の順にボリュームが設定されているようで、昼食が1日のメインという感じです。夜は寝るだけとはいえ、夕食~朝食まで12時間以上あるんですけどね(^▽^;)
でも、「お腹空いてたまらない!」ってことは入院中一度もありませんでした。普段はしょっちゅうお腹減るんですが、寝てるだけだとお腹も空かなくなるんでしょうか・・
まさかの初排便
昼食を食べた後、お腹がギュルギュルギュル・・と言い出しました。
というか、昨日から腸の辺りがギュルギュルとしていて「ああ、そりゃこんな目にあって、腸くんもビックリするよね・・(子どもがいると擬人化傾向が強まります)」なんて思っていたんですが、これはもしや?ということで、トイレに行くと・・でました。手術後初排便・・
朝食べた物がもう出たのか、と思ったのですが、ほぼ水状の色の濃い便だったので、新生児の胎便に近いものだったのかも知れません。
排便時の痛みを心配していたのですが、形のない便だし、いきむ暇もなく出てきたので、痛みは尿をする時とあまり変わらないように思いました。
うちの病院では、手術前に浣腸等で便を出し切った上、手術日は断食なので、手術後の初排便はだいたい術後2日以降、しかもなかなか初排便がこなくて苦労する・・という方が周りに多いんです。
それが、手術翌日にあっさり出てしまったのでビックリしました。と同時に、看護師さんから「下痢は大敵!」と言われていたのに、思いっきり緩かったので「大丈夫かな・・」と不安になりました。
あと、排便後のウォシュレットは、「ビデ」+「最弱」にして、そーっと当てるようにしました !まあ、元々脱肛があったので家でもそうしていたんですが(^▽^;)
この日も眠れませんでした・・
18時に夕食が配膳されました。
ごはん、なすと豚肉の味噌炒め、ホタテ風フライ、もやしとほうれん草の和え物、すまし汁
食べれるって幸せですね♪
午後は疲れが出てきたのもあり、ウトウトしていたのですが、この日の夜もほとんど眠れませんでした。部屋の暑さで!それか、術後の興奮状態が続いてるのかも知れないんですが・・
翌日も旦那がお見舞いに来てくれることになっていたので、夏用のパジャマにしているTシャツを持ってきてもらうことにしました。
この日飲んだ痛みどめ(ロキソニン)は計4錠。この時には痛みどめを飲めば「楽になったな」と感じられるようになりました!