術後4~5日目(入院6~7日目)快適病院暮らしで逆ホームシック
入院生活も残り少なくなりました。考えてみれば、自宅以外でこんなに長く1つの場所に滞在するのも久しぶりです・・出産前後に実家にいたとき以来かも。
上げ膳据え膳だし、昼間からお風呂入れるし(しかも1人で!)、掃除もやってもらえるし、自分の好きなテレビみれるし・・何だか天国のようです・・この2日は「もうちょっと入院しててもいいのになあ・・」と思いながら過ごしました。
(子供たちからのメールで「家に帰りたい」と思ったのは丸1日でした・・)
術後4~5日目の痛み
術後4~5日目には、傷の痛みもだいぶ楽になりました!痛みどめも午前と午後に1錠ずつ飲む程度。
排便時には痛みはありますが、それほど長引かずに引いていきます。
一番つらいのはクシャミをする時。瞬間的にですが、結構お尻に力を入れてしまっているんですね!
入院中の診察その1
私の病院では、入院患者さんの診察も外来の診察室で受けます。
外来患者さんが少ないタイミングを見計らって、ナースコールで「〇〇さん、外来診察室にお越しください」って呼ばれるんです。大体数人が一斉に呼ばれます。
呼ばれて行っても、すぐに診察とはならず、数分ですが待ち時間があります。外来患者さんと同じスペースで、部屋着姿&ノーメークで待つんです・・なんかちょっと嫌じゃありません?!
でも!同室のMさん(70代女性)、お向かいの部屋の60代位の女性、そして私が集まると、まーしゃべるしゃべる!!特にお向かいの部屋の方がおしゃべり好きのようで、メチャクチャ話しかけてくるんです。
お向かいさん「このドーナツクッション、なんかイマイチよね~!〇千円って書いてあったからビックリしたわよ」
お向かいさん「昨日夜トイレ行ったら何かすごい出血しちゃって、ナースコールしたら・・(以下略)」
私・Mさん「えー!そうなんですか!」「アハハハハ」「私も・・(以下略)」
他に誰もしゃべる人などいない外来待合室で、ひときわ響き渡ります・・おかげで部屋着&ノーメークでも萎縮することなく過ごせました(笑)
女性のコミュニケーション能力ってすごいな!と改めて思いました!
(若干迷惑なのは、承知しております・・・)
入院中の診察その2
診察室内では、外来と同様に横向きにコロンと寝転がるシムス位になるですが、入院患者の診察は傷の経過観察だけなので、ホント数分です。
名前を呼ばれて診察室に入る(先生はいない) → ベッドに横になり、お尻を出して先生を待つ → 先生登場。後から視診・便の状態を聞かれる → 看護師さんから「いいですよー」と起き上がるよう促される、というパターンです。
そして、ベッドから立ち上がると先生はもういない(次の患者さんの元へ行ってしまっている)、ということが何回かありました。
なんか本当にどうでもいい事なんですけど、お尻を見せた相手と顔を合わせることができないってどうなのよ!と若干モヤモヤしました!
(もちろん先生が超お忙しいことは重々承知です。面倒くさいヤツですみません!)
退院前日の診察
そんなアッサリした入院中の診察ですが、退院の前日は先生が時間を取ってくれ、今後心配なことなどを聞いてくれます。何日か前から質問を考えておくように言われました。
私が聞きたかったのは、お酒のこと、運動のこと(ジョギングなど)、そして夫婦生活のことです。
<お酒について>
お酒のなんて、聞くまでもなく「術後1か月ダメ」だとは思ったんですが、『入院のしおり』に以下のように書いてあったんです。
「手術後2週間位は特に出血しやすい時期ですので、運動やアルコールは厳禁です。手術後3週間ほどすれば、軽い運動や飲酒、近距離の自転車なども大丈夫です。」
・・3週間たてば飲酒OK?(「軽い」は飲酒にもかかってるのか?)
という淡い期待があったんです。
しかし、先生にはあっさり「1か月がまんしてね~」と言われてしまいました!
1か月、我慢しましたよ!別に自主的に解禁してもよかったんですが、禁酒ダイエットの恩恵を最大限に受けたかったので、がんばりました!
<運動について>
私はマラソンで痔が悪化した(?)ので 、いつから運動を再開していいのか聞きたかったんです。一口に「運動」といっても、犬の散歩なのか、私のような鈍足ジョガーの亀ジョグなのか、陸王の茂木ばりの俊足ランナーのトレーニングなのか、って違いますよね!
先生の回答は意外とシンプルなものでした。
<夫婦生活について>
これって、私が「よほどアレな人」か、ブログ用のネタか、とか思う方もいるかと思うんですが、
我が家はいわゆる「産後クライシス」を経験しているんですよ!
夫婦生活は、家族円満の必要条件であることを痛感したんです・・
どういう風に先生に聞くかもシミュレーションしました!聞く事項のメモを作って、それを読む感じでさりげなく聞きましたよ(〃ω〃)
こちらが一通り聞きたいことを聞いたら、退院後の生活や次回の通院日など、先生からのお話がありました。
先生「もし大量に出血しちゃったら救急車で来てね!(住所を見て)しらふじさんは微妙に近い所に住んでるから自家用車でもいいけど、自分では運転しないでね!」
救急車、という言葉にちょっとビビりました!
今は側に看護師さんや先生がいるから安心だけど、明日から自宅生活。何かあったら・・という不安と、また家事やんなきゃな~という面倒くささで、逆ホームシックになってました!
同室のMさんが退院していきました
入院してからずっと同室だったMさん(70代女性)、私の退院日の前日に退院していきました。Mさんは便通が不安定で入院が長引いていましたが(というか、頼んで延長してました)、もうベッドの予定が立たない、ということで退院に。
Mさんとは、ちょっとした不安や回復の様子を共有できて、本当に心強かったです!相部屋にしてよかったな、と思いました。
Mさん「しらふじさんと同室でよかったわ。ありがとうね。お大事にしてね!」
私「私もMさんと一緒で心強かったです。ありがとうございました!」
Mさん退院後、一番寂しさを実感したのは、ご飯のときです。
Mさんがいる時もずっと話してた訳でもなく、カーテン越しにお互いのベッド上で食べてただけなんですが、全く1人で食べるご飯ってメチャクチャさみしい・・
Mさんの退院で、一気に家が恋しくなりました!
逆ホームシックになったり、順ホームシックになったり、忙しいんですが、
家族と暮らす面倒くささと楽しさって、裏表一体なんだな~と実感しました!