内痔核根治手術①手術前処理(浣腸、点滴など)
長く寝苦しい夜が終わり、午前6時には起床となりました。消灯時と同様、看護師さんが「おはようございま~す」と、バシッと病室の電気をつけて行きます。
前回の記事はこちら↓
温度計を渡されて検温すると同時に、前日からの尿と便の回数を聞かれます。(手術後は飲んだ痛み止めの数も聞かれました)
便はわかるんですが、尿の回数も聞かれるのが意外でした。麻酔の後など「尿閉(にょうへい)」といって尿が出なくなってしまうことがあるらしいです。
尿の回数とかいちいち覚えてられないので、筆記用具&メモを持参することをお勧めします!
起床は6時で朝食は8時(実際に出てくるのはもう少し早く7時45分前後でした)、なんでこんなに早く起こされるのかな~?と入院中ちょっと疑問でした。休みの日は寝坊したいタイプなので・・
前日ほとんど眠れてないのでウトウトしていると、7時半頃、ナースコールで1階の処置室に呼ばれました。
手術前の浣腸
手術前は腸内がからっぽになるように浣腸をします。
感動したのが「浣腸専用部屋」があったことです!さすが肛門科!
浣腸部屋は、ベッドと便器と時計がある比較的広い部屋(4畳くらい)で、入り口には鍵のかかるようになっていました。
診察時のようにベッドに横になり、看護師さんに浣腸をしてもらいます。「痔核に当たって痛いのかな?嫌だな~」と思っていましたが、看護師さんが上手くて全然痛くありませんでした!
看護師さん「浣腸うってから、この時計で3分待ってから便して下さい。我慢できなかったら2分でもいいけど、なるべく頑張って!」とのこと。
看護師さんは、浣腸打ってくれた後、一旦外に出てくれます。
他の方のブログで「お腹からっぽのせいか楽勝だった」と読んでいたので、そのつもりでいたら、待ってる間は普通に辛かったです・・でも頑張って3分待ちました!
前日、内視鏡検査のため散々下剤飲んだし、夜も流動食なので浣腸液がそのまま出てくると思っていたのですが、澱(おり)のようなものが意外とたくさん混ざっていて「便の成分は未消化の食物だけではない!」という話を実感しました。
(Wikiには「便中の食べ物の残滓はおよそ5%」と書いてあるけど、そこまで少ないとは思えないんですが・・)
終わったら、紙で拭いてズボンをはいて、看護師さんに便の状態をチェックしてもらいます。
この時も使用済みペーパーは「便器の内面にくっつける作戦」で行きました!
看護師さん「カスだけなのでOKですね!」とのこと。
たまーに、手術中に中身が出ちゃう人がいるそうです(特に前日大腸内視鏡検査をやってない人)。恐ろしい・・
その後、部屋に戻りTVを見ながら9時からの点滴を待ちました。
また、9時半からは水分も取れなくなるので、その前に飲んでおいて下さいね、とのことでした。
前々日の夕食から36時間以上、固形物を食べてない状態ですが、手術への緊張のせいか、昨日から内視鏡やら浣腸やらお腹を刺激し続けてるせいか、「猛烈な空腹感」みたいなものは感じませんでした。
点滴開始
9時から点滴を開始しました。いよいよだな~!と気分が高まります!
手術中~手術後も点滴は刺しっぱなしになるそうで、点滴開始前に手術着に着替えました。上半身は何もつけず、下(ショーツ)はまだ履いてていいと言われました。
手術着は検診衣みたいな、左右の合わせの端を紐を結ぶようなタイプでした。
慣れてくると点滴しててもパソコンで文書打てたりしますが、初日は針が刺さってる腕を動かすのが怖くてジッとしてました
トイレ行くときは点滴もガラガラと引っ張っていきました。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズは手術時には外すよう言われたので、12時ころに外しました。
正確に言うと「手術時にコンタクトNG」なのではなく、「手術後は翌日朝までベッドから起きることが禁止されているので、外しといた方がいいんじゃないですかね。目も乾くし」ってことでした。
個人的な心残りとして、手術後に取ってもらった自分の痔核を見せてもらえるのですが、コンタクトしてなかったのでよく見えなった、ってのがあります。
メガネにすればよかった!と思ったんですが、きっとメガネも手術中は外しますよね・・
もっとよく見たかったな~
手術の順番
手術前日、看護師さんから「明日は3人手術受ける方がいるんですが、しらふじさんは3人中3番目。手術開始は14時くらいになっちゃうかも」と言われていました。
どちらかのブログで「手術の順番は難易度で決まる。難易度が高い方が後回しにされる(時間がかかる可能性があるから)」というのを読んでいたので、「うむ。やっぱりな!」となんか納得しました。
お年寄りの病気自慢じゃないですが、「今日手術する人のうちで自分が一番ひどいんだ!」って思うとなんかテンションあがりませんか?!
手術を選択した自分を正当化したいだけかも知れないですが・・
★次回は手術室での様子を書きます!